人の心理を利用した交渉術の一つに、イエスセットの法則があります。
これは、会話の中で、「確かにそうでうね」「なるほど」「私もそう思う」といった具合に、何度も肯定的な反応、つまり「YES」を積み重ねることで、次にくる質問に対しても肯定のYESと言わせてしまう心理操作です。
もとは催眠療法で活用していたとされるテクニックですが、経営の世界でも用いられることが多くあり、売上アップやお客様との信頼関係を築くことを目的として使用します。
人は無意識のうちに、自分の言動に一貫性を持たせようとする心理作用が働きます。
これを「一貫性の法則」といいます。 「言行一致」という言葉もありますが、自分が言っていることと実際に行っている行動に矛盾があると気持ちよくはありません。
そんな心理から、何度も肯定(YES)の返事をすると一貫性を保とうとして、次の返事も肯定(YES)と言いやすくなります。
販売やセールスをする側からすると「断りづらい状況を作る」ということにもなるため悪用しないようにモラルが必要です。
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セラピストは、お客様との距離を縮めるために、イエスセットを上手に活用していき、リラックスや癒しの場を提供していきましょう。
悪用しようと考えないでください。
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人の心理を利用したマーケティングは、今や経営の基本ですが、時には恐怖を感じます。
ネットワークビジネスやねずみ講といった悪徳商法でも利用されることが多い「イエスセット」ですが、私たちセラピストは円滑なコミュニケーションのために活用していきましょう!
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
2023/11/22