鏡に映ったかのように、相手と同じ動作をする、または、されることを「ミラーリング」といいますが、「ミラーリング効果」とは自分と同じ、または似ている行動をしている人に対して、無意識に親近感を抱く心理効果のことです。
セラピストのお仕事は、お客様との距離が近いだけに《親近感を得る》や《安心感を得る》ことは常に中心にあるべきテーマになります。
ミラーリングについては、施術前のカウンセリング時に「どのあたりが一番お疲れですか?」と尋ねます。
そうすると、お客様は「このあたりが・・・」と言って凝りや疲れを感じている部位に手を当てることがあります。
凝りや疲れの部位に手を当ててくれないお客様に対しては、セラピストの私(江口)から、
「このあたりですか?それとも、ここですか?」と言いながら、わかりやすく身振り手振りのジェスチャーをします。
そうすると、お客様は凝りや疲れの部位に手を当ててくれるようになります。
些細なことですが、このようなことからミラーリング効果がジワジワと現れ、親近感を持つようになります。
・セラピストが、身振り手振りでお客様のマネ(ミラーリング)をすること。
・身振り手振りの動きが無いお客様に対しては、お客様の会話をセラピストがジェスチャーで表現すること。
この2つからスタートしてみましょう。
オウム返し効果と同じで、「自分の話をよく聞いてくれている」という安心から親近感をもってくれるようになり、数回通っていただければ信頼関係が築けているはずです。
別バーションでは、上級テクニックなどもご紹介しています。是非、手に入れてください。
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作成者
「世の中に絶対はない」という人がいますが、人は自分の話を聞いてくれる人が絶対に好きです。
その証拠に、友達とは自分の話を聞いてくれる人のことです。
セラピストをしていて、お客様と仲良くなると家族や友人にも話さないような悩みや、会社の裏話、愚痴など聞かせていただくことがあります。
心にたまった毒を吐いて帰る方もいますが、それもデトックスとしてサロンの役割を果たしていることになりますね。
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
2023/11/18